入院も検討される重症な便秘の症状とは?

便秘で入院?

たかが便秘、と思う人もいるかもしれませんが、便秘は下剤依存や食の異常など、人の体に深刻な悪影響を与えることがあります。

 

いざ便秘を治療しようとしてもそれらの症状が重い場合は、便秘よりもそちらを回復することが先決です。

 

重症の場合は、入院しての治療が検討されます。

 

便秘と併発しやすい体の異常

 

下剤依存症(げざいいぞんしょう)

 

下剤にたよりすぎて、大腸の機能が極端に落ちてしまい、自力で便意を感じることができなかったり、一度に数十錠の下剤を使わないと排便できないなど、深刻な状態です。

 

下剤を乱用することで、水分と一緒に体内のカリウムが頻繁に排出され、低カリウム血症を引き起こしたり、大腸の機能が落ちることで栄養失調に陥ってしまうことがあります。

 

低カリウム血症とは

 

血液中のカリウムの濃度が極端に低い状態。

 

疲労感や筋力低下、高血圧、イライラ、動悸や不整脈(ふせいみゃく)などさまざまな症状が起きますが、重症の場合は筋肉がけいれんしたり麻痺したりして、呼吸不全(こきゅうふぜん)に陥るケースもあり、危険です。

摂食障害(せっしょくしょうがい)

 

特に、ダイエットをきっかけとして便秘になった人に見られます。
痩せたい願望が強すぎて、極端な食事制限をすることで食生活が乱れてしまうのです。

 

そればかりか、太ることを恐れるあまり、特に下剤が必要でもないのに、食事を取ったら下剤を飲んで強引に排便する人も。

 

そのような場合、下剤依存と摂食障害、栄養失調を併発することもあり、非常に危険です。

 

中には、成人なのに体重が30キロ程度しかないほど痩せてしまう人もいます。

病気

 

病気が原因となっている便秘、いわゆる症候性便秘(しょうこうせいべんぴ)の場合、まずは病気の治療を優先して行われます。

 

病気の進行度によっては手術が必要なケースもあります。

体調不良による体力低下

 

便秘による吐き気、膨満感(ぼうまんかん)、胸焼けなどで食欲が落ち、食事がとれないことで極端に体力が落ちてしまうことがあります。

治療の前に心と体を回復させる

入院前に体力回復を

便秘を本格的に治療する前に、体調を整えて治療のための体力を回復することが必要です。

 

便秘の治療は回復するために時間がかかり、根気も必要なため、重い症状を抱えたままでは治療が難しいのです。

 

症候性便秘で、原因となる病気が大腸ガンなど重い病気であったり、緊急性の高い病気の時は入院が必要です。

 

場合によっては命にかかわるため、病気の治療が最優先です。

 

また、摂食障害などで栄養失調や極端な体重低下が起きている時も、入院して点滴などによる栄養補給が行われます。

 

摂食障害や下剤依存症の場合は、精神面での治療も大切になります。

カウンセリングを行ったり、必要であれば精神科や心療内科での薬物療法や心理療法がとられることも。

そうした積み重ねで便秘治療に十分な体力が回復し、状態が落ち着いたところで初めて便秘治療に入ります。

 

トップページへ戻る下剤についてへ